インプレッションとは|ウェブ担当者が押さえておきたい用語集
- よく聞くインプレッションとは何だろう?
- 混同してませんか?インプレッションとPVの違いについて
- インプレッションが教えてくれること
- インプレッションを増やすための策とは?
1. よく聞くインプレッションとは何だろう?
インプレッションとは、ウェブ上で広告が表示された回数のことを指します。
定義としては検索広告、ディスプレイ広告、動画広告において同様とし、検索したユーザに対して、ウェブ広告が表示されれば、「インプレッションが出た」と表現します。
インプレッションは、表示回数、imp、インプなどと呼ばれております。ウェブ広告ではユーザーが何回閲覧したかを、インプレッションを指標にして確認できます。
従来の広告として挙げられるのはテレビCM、ラジオ、新聞、チラシ、電車内での貼り紙等で、どれもユーザーに対して何回広告が見られたかは計測できません。しかし、ネット広告では、インプレッション数、クリック数(別ページ参照)を把握でき、どれだけのユーザーに対して広告を掲載できたかを計測することができます。
注意点としては、まったく自社サービス、製品に興味がないユーザーに広告表示をしても意味がありませんので(認知度拡大を目的としているのであれば別)、ターゲット層を明確にして適正に配信していくことです。ターゲット層を間違えると、興味がまったくないユーザーにクリックされ、無駄な費用が発生する可能性もあります。
2. 混同してませんか?インプレッションとPVの違いについて
インプレッションは広告が表示された回数に対して、PV(ページビュー)は自社のページがユーザーの画面に表示された回数になります。検索結果ページに広告が3つ表示されれば、インプレッションが3回分としてカウントされますが、PVについてはページ自体の表示数が対象となるため、ページを開いた瞬間にカウントされます。また、PVはサイトを表示した回数になりますので、1つのページから別のページを開いたりするとPVがさらに1カウントされる仕組みです。1人のユーザーが自社サイトを細かく閲覧することで、別ページに飛びPVが増えていくので、PVは閲覧ユーザー数の倍以上になる場合もあります。
よくインプレッションとPVが混同して、間違われやすかったのですが、最近では、広告の種類が増えたこともあり、インプレッションとPVは別物でカウントするように心がけましょう。
3. インプレッションが教えてくれること
上記でも述べたように、ネット広告の特徴は、従来の広告媒体と異なりユーザーに表示(掲載)された回数を把握できる点です。
インプレッション(表示回数)は、広告に対するクリック数等ほかの指標と比較することによって、ユーザーの広告に対するアクション率等を分析することができます。例えば、「インプレッションが多いのにクリック数が少ない」という課題がでれば、ユーザーに興味を持ってもらえるような見出し文になっているのか、もしくはターゲット層を見直す必要があるのでは、等と改善点が浮き彫りになります。「インプレッション数が少ない」という課題がでれば、広告予算が少なすぎるのか、もしくは設定キーワードに課題があるのか、等の改善点を挙げることができます。
また、別ページで説明させていただいているクリック率を分析するには、インプレッションをしっかり把握する必要があります。
4. インプレッション数を増やすための策とは?
インプレッション(表示回数)を増やすには、主に4つの方法があります。
①広告予算を上げる
予算を上げることで、上げた分だけインプレッションを増やすことが可能です。
②新しいキーワードを追加
「ゴルフ」等のよく検索される「ビッグワード」と、「ゴルフ、レディース、帽子」といったようなコアなニーズで検索される「スモールワード」を組み合わることで、インプレッションを増やすことが可能です。
③広告グループの単価
広告グループの単価を上げることで、より上位に表示されるため、インプレッションを増やすことができます。
④広告のキーワード設定を見直す
広告のキーワード設定を見直し、ニッチ層をターゲットとすることでインプレッション数を増やすことが可能です。予算を確保できず広告費を上げることができない場合でもネット広告の効果を最大限にすることも可能です。
インプレッションを増やす対策を述べましたが、インプレッションはただ増やせばよいというものではありません。上述でもあったように、自社製品・サービスに興味を持っている人へインプレッションを増やすために自社のフェーズに合わせて最適な改善方法を選択しましょう。
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