CPCとは|ウェブ担当者が押さえておきたい用語集
- そもそもCPCとは何だろう?
- CPCの算出方法
- CPCを低く抑えて効果的に運用しよう!
- よく忘れがち!クリック単価の算出方法とは?
1. そもそもCPCとは何だろう?
CPCとは、1クリックに対して発生した費用のことで、「Cost Per Click」の略です。CPCは「クリック単価」とも呼ばれるケースもあります。
基本的にネット広告はリスティング広告等で活用されるクリック課金制のスタイルが多く、検索時に表示された広告がユーザーにクリックされ自社のサイトを訪れた際に広告費用は発生します。
CPCは次にも説明しますが、1クリックに対して広告費用がいくらかかっているのかが明確になります。CPCは、ネット広告において必ず改善点として挙げられる要因の一つです。クリック数を増やしCTR(クリック率)を上げることができれば、CPCを下げることができます。決められた広告予算の中で効果的にネット広告を活用するには、クリック数を上げてCPCを下げることが重要な戦略になります。
2. CPCの算出方法
CPCは
課金された広告費÷クリック数
で算出します。
課金された広告費が10,000円で、クリック数が100回とすると、「10,000÷100=100」
となりCPCは100円となります。つまり、1クリックに対して100円の費用が発生しているということです。
課金された広告費が20,000円で、クリック数が500回とすると、「20,000÷500=40」
となりCPCは40円となり、1クリックに対して40円の費用が発生しているということになります。
広告費を少なく効果的に運用することも大事ですが、自社サイトのクリック数等をしっかり分析して、CPCを抑えられるように的確な予算設定が必要です。また、CPCは同じ費用でもクリック率によって大きく変化しますので、低予算でキーワード設定を上手に行えば効率よくウェブ広告を運用することが可能になります。
3. CPCを低く抑えて効果的に運用しよう!
CPCを低く抑えるポイントとしては、
・キーワード選定
・検索結果の競争率
が挙げられます。
キーワード設定に関しては「ゴルフ」、「旅行」等の頻繁に検索されるビッグワードはCPCが高くなる傾向があります。 検索結果の競争率に関してはキーワード設定にも関連しますが、リスティング広告はオークション性となるため、競争が激しい領域においてはCPCは高くなる傾向があります。
CPCを低く抑えるにはいかに競合が少なく自社製品及びサービスの需要がある領域を見つけることが求められます。つまりキーワード設定を含めたターゲット設定が非常に重要になります。CPCを低く抑えるために欠かせないターゲット設定はキーワード以外に「地域」や「年齢層」、「興味関心」等で絞ることができます。配信設定を行う前に、自社製品及びサービスがどのユーザーが求めているかをしっかりと把握する必要があります。 リスティング広告はオークション制となっているため、1クリックにいくらまで支払うかという上限コスト、つまり上限CPCを設定します。上限CPCなので、実際に発生するCPCは上限CPCより安くなります。
4. よく忘れがち!クリック単価の算出方法とは?
クリック単価は、自分で設定した上限クリック単価が必ずしも課金される訳ではなく、他社の広告ランクにも左右されます。
クリック単価の算出式は、
「自社広告の次位にある広告の広告ランク」÷「自社広告の品質スコア」+1円
になります。
例えば、次のような場合、A社のクリック単価はいくらになるでしょうか。
[A社] 上限入札価格
:¥100 品質スコア
:10 広告ランク
:1000 掲載順位
:1位
[B社] 上限入札価格
:¥300 品質スコア
:3 広告ランク
:900 掲載順位
:2位
[C社] 上限入札価格
:¥400 品質スコア
:2 広告ランク
:800 掲載順位
:3位
A社のクリック単価は A社の次位である
「B社の広告の広告ランク÷A社の品質スコア+1円」
になります。
つまり「900÷10+1円=91円」 がA社のクリック単価になります。
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